【紫花豆】圧力鍋でふっくらつややかに煮る1番の秘訣

信州の長和町で採れた無農薬の花豆が手に入りました。

以前長野に住んでいた頃に出会った美味しい食べ物の1つ、紫花豆。

この紫花豆は栽培されている地域が限られているようで引っ越してからは手に入りませんでした。

貴重な品なので大事に調理しますよ。

紫花豆の甘煮 材料と砂糖の比率

まずは紫花豆の煮ものを作るために必要な材料をご紹介します。

材料

紫花豆 600g

甜菜糖 600g(豆と同量)

・紫花豆について

紫花豆の産地は北海道をはじめ、信州や群馬県などがあります。

私自身の購入の決め手は産地も大事ですが1番は豆の大きさ。大きい方がよりふっくらと柔らかく煮あがります。色々と購入してみた実感ですが、北海道産だから大きくて美味しい、というわけでもないのですよね。

ネット通販だと実際に見て購入することができないのでそこが悩ましいところなのですが、以前購入した嬬恋村の紫花豆はとても大きくて満足できるものでした。

砂糖の比率

普段煮豆を作る時は砂糖の量を60%前後にするのですが、今回は保存性を高めたいのと

半量をグラッセ風にしたいという想いから豆と同量にしました。

紫花豆の給水

ボールに豆とたっぷりの水を入れる

水の量に注意です。豆が水に浸っているのは当然ですが、時間が経つと豆が水を含んで頭を出してしまう可能性があります。

たっぷりの水を用意しましょう。

1番大事なこと

それは

豆のしわがなくなるまでしっかりと給水させること

よくレシピでは、`1晩水に浸す‘と書かれているのですが

紫花豆は1晩では完全にしわがなくなることは難しいです。

気候や水温にもよりますが、特に冬に調理を行う場合は時間がかかります。

実際今回の調理は年末に給水を始め6日間かかりました。

(念のため7日目まで様子を見ましたが7日目は6日目と豆の様子は変わりませんでした)。

水は毎日変えましょう

豆のしわの具合を確認するのと同時に水も毎日変えます。

この紫花豆は意外と渋みも持っているので、1日経つと水の色がほんのり紫色になっています。

紫花豆が浮いているけど?

大豆や小豆などは水に浸すと沈み、傷んでいる豆だけが浮いてくるのですが

紫花豆は初めのうちはすべての豆が浮いています。全部傷んでいるのか?という心配は無用。

日にちが経つにつれ少しずつ沈んでいきます。全て沈む頃には豆のしわも消えています。

紫花豆の給水完了の見極めは?

ボールの中の豆が全て水の中に沈んできたら、1つ豆を手に取ってみましょう。

豆の表面にしわがなく

ぷっくりと膨らんで

少し豆のおなかを押してみても芯のようなものがない

豆自体の大きさも(個体差はありますが)1.5倍以上にはなっていると思います。

ここまでの給水の工程が美味しい紫花豆を作る最大のポイントになります。

紫花豆を圧力鍋で煮る

給水が完了したら煮ていきましょう。

圧力鍋を使うと短時間でふっくらと美味しく炊くことができるのでおすすめです。

私は現在はゼロ活力鍋という圧力鍋を使っています。この活力鍋、とにかくいいです。

今まで使ってきた圧力鍋たちの中でも1番の優れものだと実感しています。

あく抜き

まずはあく抜きのための茹でを行います。

蓋をせず強火にかけます。沸騰したらザルにあけ、湯をきります。

本調理開始

圧力鍋で調理すると早くしかも簡単に軟らかく煮ることができます。

鍋に豆とたっぷりの水を入れ、強火で火にかけ、圧力がかかり始めたら弱火にして8分。

(私の圧力鍋はしっかり圧力がかかるタイプです)

火を止めたら自然に圧が抜けていくのを待ちます。

圧が抜けたら蓋を開け、半量の砂糖を入れて中火にかけます。

少しふつふつしてきたら残りの砂糖を全て入れ弱火で15分煮ます。

1日おきましょう

15分経ったら表面にキッチンペーパーで豆が煮汁からでないように(乾燥しないように)しっかりと覆い、

そのまま1日おきます。

冷めていく過程で甘味が豆にしみこみます。

翌日、再度弱火で火にかけて少しぐらぐらとしてきたら火を止めて冷めるのを待ちます。

冷めたところで一つ味見をしてみましょう。豆の芯まで味が含まれているようだったら完成です。

一粒の大きさは5.5cmほど。大きくて立派な紫花豆です。

軟らかくぷっくりと煮あがりました。

【紫花豆】圧力鍋でふっくらつややかに煮る1番の秘訣 まとめ

貴重な紫花豆。美味しく煮るポイントは豆の芯までしっかりと給水させること。

`一晩浸す‘という言葉を鵜吞みにせず、豆の声を聴き状態を見て判断しましょう。

じっくりと待てば美味しい紫花豆の煮豆ができますよ。

おいしいつながりで菊芋の素揚げもおすすめです。

味噌作りも愉しいですよ

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