タイルデッキの基礎工事や下地って?職人さんが教えてくれた DIYでも!

職人からタイルデッキの基礎工事・下地についての説明

我が家のタイルデッキができるまでを詳しくお伝えします。職人さん達の作業をよく観察して記録しましたので、もし次回があれば自分でチャレンジしてみたいと思っています。DIYをお考えの方にもご参考になれば嬉しいです。

タイルデッキの工程

タイルデッキは大きく分けて2つの工程に分けられます。

株式会社 四季 サンリブ

・周囲にブロックを積み、コンクリート土間を作る→基礎工事
・完成した土間にタイルを貼る→タイル工事


そのため一般的にウッドデッキよりも工期を長く必要とします。コンクリートやモルタルの乾燥や基礎が安定するまでに時間が必要になります。

我が家の基礎工事は3日かかりました。DIYされる場合は週末に1つの工程を進めるぐらい時間に余裕を持って計画するとタイルデッキのDIY作業がやりやすいかと思います。

こちらでは実際に我が家のタイルデッキ基礎工事が完成するまでの様子を詳しくお伝えします。

基礎枠を作る

最初の工程は基礎枠を作ることです。庭を正確に測定し、水糸を貼ったり基礎へ印を付けたりします。タイルデッキの勾配を考えて作りましょう。

特に高さには注意が必要です。基礎枠が高く、家の基礎に近い位置になると通気口が上手く機能しなくり床下の換気が悪くなってしまいます。

我が家のタイルデッキの高さは30㎝でお願いしました。タイル1枚の大きさが60cm角なので、その半分の大きさにして無駄を省く作戦です。

基礎枠のブロックを設置する部分の地面を掘り下げ、底の部分に砂利を敷き、ダンパーなどでしっかり押し固めてからモルタルでブロックを固定していきます。

ブロックの並びが直線かつ水平になるように、たびたび水糸や水平器で測定しながら作業を進めるようにします。

この水平器は使いやすくて便利な上低価格でおすすめ。

基礎枠は重要

タイルデッキの基礎枠は重要です。庭の地面が緩いと基礎枠が傾きタイルデッキにひび割れができてしまいます。一番底に小さな砂利を敷いてレベルを合わせることで地面を強く固めることができます。

砂利の上にモルタル、ブロックを置き固定していきます。

砕石を敷き詰める

基礎枠の中に砕石を敷きダンパーで固めていきます。転圧が十分でないとひび割れの原因になります

庭の面積が広ければ転圧機が1台あるとなにかと便利。コスパの良い1番人気の転圧機はこちら。

アンカーを打っていきます。正直最初は家の基礎にアンカーを打つことに抵抗がありました。大事な家に傷をつけるようで…。

もし気になる場合は家とデッキに隙間をあけて作る方法もあります。我が家はメリットデメリットを考えたうえで家とぴったりくっつけたタイルデッキを選択しました。

家の基礎にアンカーを打っていきます

ワイヤーメッシュ(鉄筋)を固定していきます。

メッシュを設置しています

コンクリートを敷く

基礎工事最後の工程、コンクリートを流し込んでいき敷き詰めます。奥まった庭なため一輪車で少しずつ運び入れていました。

タイルデッキの奥にあたる部分から順番に入れてならしていきます。

終わりの淵の部分まで丁寧に。

コンクリートの厚さは何センチ?

下地コンクリートの厚さは何センチが適当なのでしょうか。

気になったので調べてみたところ「10㎝」としているところが多かったです。我が家の場合は7~8cmで少し薄いようです。気になったので依頼している外構会社の社長さんに尋ねてみました。

車が乗る所は一般的に10cmと言われております。そしてコンクリートの中にメッシュを入れて割れないように補強します。車の乗らない所は7cmなど薄くても大丈夫です。メッシュも入れないことも多いですが、今回は補強のために入れました。』とのことで、安心しました。

MKプランニング
MKプランニング

ワイヤーメッシュの太さ・位置も重要なようです。生コンの割れ防止の意味でも用いられるようです。

完成。基礎工事、これにて終了です。

まとめ

タイルデッキの基礎ができるまでの様子をご紹介しました。一番労力が要りそうだったのは1日目の砕石入れです。ブロックでの基礎枠作りは慎重な作業が求められそうです。

基礎工事は3日間かかりましたが、2日目は基礎枠工事で午前中のみ、3日目は午後のみでした。DIYで行う場合は作業工程を短く区切って少しずつ進めていくとよさそうです。

我が家は外構業者さんに依頼しましたが、作業の様子を見ていて大変勉強になりました。次回タイルデッキを作ることがあればDIYでできそうだなと思っています。

今後はタイル貼りの工事が始まります。とても愉しみです。

タイルデッキを愉しむためにはプライバシーを守るための塀の高さも重要です。

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