控えめに言って、タイルのサイズ、とても重要です。
どんなタイルにしようかと色々と探してみると多く出てくるのは300角サイズのタイル。どうやら300角サイズのタイルが主流の様ですが、どうもピンとこない。
何が違うのだろうともやもやしながら好みのタイルデッキの画像集を眺めていたら、違うのはタイルの大きさでした。
結論からお伝えすると我が家では600角サイズのタイルを採用することにしました。完成した今、タイルデッキを眺めながら大きめのタイルを採用してよかったなとつくづく思っています。
これから我が家が600角サイズに決定した理由をお伝えさせて頂きます。
600角タイルのよさ
海外のテラスでは大きなタイルが多い
我が家で好みのタイルテラス画像を集めていたところ、全て海外のテラスでした。どうやら海外、特にイタリアやスペインなどでは600角サイズが主流のようです。
日本と比べて庭やテラス自体が大きく広い家が多いので必然的にタイルも大きなサイズになるのかもしれません。
でも、同じ面積だったとしても600角タイルと300角タイルではやっぱり見え方や雰囲気が全然違ってくるのです。
また、海外のタイルは種類も豊富で洗練されている印象を持ちました。
どうやら600角タイルを大量に生産作成している国では、インクジェット加工による加飾設備を導入している工場が多く存在し、そのおかげで複雑で繊細な模様が入ったタイルを作成することができるようです。
また、その模様も1銘柄のタイルにつき数十パターンの柄が混ぜ合わされているとか。さらに、自然なムラ感も再現するなど、最新の加飾技術で高い意匠性が実現されているようです。
そうなると施工時にタイルを貼っていっても隣り合うタイルが同じ模様になってしまうことはないため、結果的に微妙なニュアンスが生まれお洒落な雰囲気が高まったタイルデッキとなりますね。
目地の面積が少ない
小さめのタイルだとどうにも野暮ったく見えてしまうのですが(全くの個人の見解です)、野暮ったく見えてしまう原因の一つに目地問題があります。
これも全くの個人的な感じ方なのですが、目地の面積はできるだけ少ない方がかっこよい。そして目地の色味も目立たない方がよい。できることなら目地幅もできるだけ細い方が理想的です。
専門家の方に少しお話を伺ったところ、カフェや商業施設などのモダンで洗練された空間や無機質な空間をデザインするときには、目地の「本数」を減らすことも大切なポイントであり、そのためには大きいサイズのタイルが適しているとする考え方もあるようです。
我が家は600角
600角のタイルを貼り終えた直後の状態の我が家のタイルデッキです。できたてほやほやなのでまだ左下にはタイルの残骸が残っています。
ささやかな広さのタイルデッキなのですが、目地も目立たず、1枚1枚の柄が微妙に異なるために同じタイルを使っていても単調にならずにお洒落な感じに仕上げて頂くことができました。
大理石調で色々な色調(白系、ベージュ系、グレー系、茶系、こげ茶系、黒系のタイル)があり、どれもよくて迷います。
デッキを作るまではいかなくても、庭づくりで敷石や飛び石を作りたい場合、タイルも選択肢に入れると和風に傾き過ぎず洗練したモダンな雰囲気にできそうです。
タイルを置くだけでよい便利な商品もあります。
購入時に気を付けないといけない点は、室外使用が可能かどうかです。どちらかというと600角タイルは室内用タイルの方が多く販売されているような印象を受けます。
また、今回は我が家が採用した600角タイルについてお伝えさせて頂きましたが、大きめのタイルは正方形のみならず長方形のタイルもあります。実はこちらも素敵で我が家でも迷いました。
一度作ってしまうと取り替えることはなかなか困難なので、じっくりと考えイメージを膨らませてご自分の好みのタイルデッキはどのようなものなのかを明らかにしてみることをおすすめします。
この記事がどなたかの参考になりましたら嬉しいです。
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